みなさんこんにちは、やんじです。
最近は症状も大分改善されてきて、薬の量も最大時の4分の1になりました。
診療内科への通院は3週に1度のペースです。
今年中には薬も要らなくなるだろうと先生も言ってました。
はじめに
「うつ」なんて分かりにくい言い方をするから精神論や民間療法を振りかざしたアホ共が沸くので、ちゃんと「セロトニン欠乏症」って言えばいいと思うんです。(本来はもっと複雑なのですがここでは語呂がいいのでセロトニンとしています)
簡単に説明すると「うつ病」とは神経伝達物質であるセロトニンが極度のストレスで分泌されにくくなるんです。
このセロトニンは生体リズムとか精神を安定させる働きがあります。
この辺を調べると色んな文献が出てきますし、ヒトの精神の事なので凄く複雑なのですがここでは便宜上「うつ病」としています。
僕が最初に診断された(会社に提出した診断書の)病名は「適応障害」でした。
会社に行かなくなれば症状は改善されると思いきや、僕も例の如く自分を責め続け一旦は「重度の抑うつ状態」まで落ち込んで、数ヶ月は毎日死ぬ事ばかり考えてました。
お時間のある時にでもどうぞ。
そんな僕も今は9時間のバイトを週3でしていますし(来月から週4に増やす予定)、趣味も猛烈に楽しめるようになりました。
こうなれたのは色んなアドバイスもあったのですが、たまにTwitterで回って来る「○○でいいんだよ」という啓発ツイートでした。
1.自分を徹底的に許した
重度の抑うつ状態になると自分がとても許せませんし、他人が全員自分を嫌っていると思います。
他人は僕の事なんてそんなに気になんかしてませんので、許せない自分を徹底的に許してあげましょう。
分かってますよ。難しいの。
仕事を上手く回せなかった自分。
仕事が出来ない自分。
途中で投げ出してしまった自分。
周りは我慢してやってるのに逃げた自分。
幸せにしますと約束したのに果たせなかった自分。
嫌ですね、許せませんね。
でも許すんです。
ストレス耐性は人それぞれ違うんです。
世の中にはキツくても頑張れる人種は存在します。
でも貴方は違うんです。
それが出来ないからって貴方が「出来ない人」なのではないのです。
頑張る為の環境が違うんです。
僕が今働いている職場は前の会社とは180度違う環境で、会社自体は儲かってますし社員達も裕福です。
仕事内容にしては時給が高いですし金払いは良いです。
僕も最初からこういう会社にめぐり合ってれば、少しは違った人生になっていたかもしれないです。
前の会社では早く帰る(それでも終電)駄目な奴だったかもしれないですが、今の会社ではPCスキルと共に重宝される人材です。
2.嫌な事を言う人(する人)から徹底的に遠ざかった
貴方は嫌な事から逃げないからこうなってしまったのです。
もっと早く逃げるべきでした。
うつと言うと「甘えてる」とか「熱い風呂に入らないからだ」とか、2000年も18年を過ぎようとしているのに真しやか言ってくる人が本当に居るんですよ。
特にSNSなんかやってると気軽にクソみたいな事を言ってくる人が居ますし、ただでさえ虫の居所が悪いのに突っかかってくる奴がいます。
SNSを通じて何回か会ったりイベントで会った人と繋がる訳なのですが、そうやって一度「友達」みたいになってしまうとなかなか切る事ができなかったり、急に牙を剥いてくる奴が居たりします。
頼まれると断れない。
真面目な性格。
義理堅い。
いわゆるうつになりやすいタイプのキーワードとして良く出てきます。
自分で言うのもなんですが、僕もこういう人種です。
嫌だなって思ったらさっさと切りましょう。
切る事より切らない事の方がデメリットが多いです。
考えが合わない人からも積極的に離れるようにしました。
3.言いたい事ははっきり言った
そもそも言いたい事をはっきり言えなかったり、NOと言えないからこうなってしまうのであって、言いたい事ははっきり言うようにした。
むしろ徹底的に言うようにしました。
今まで言えなかった自分への訓練も兼ねて。
当然それで人が離れて行く事もあったけど、本当の友達(言ってて恥ずかしい)はそれでも離れて行かなかったし、僕を助けてくれました。
4.コミュニティに拘らなかった
病気になる前と後では環境に大きな変化が起こります。
仕事は出来ないしお金は無いし薬は飲まなきゃいけないし通院だってしなきゃいけません。
他人はその間も給料とボーナスを貰い、新しい物を買い旅行に出かけます。
自分だけ社会から取り残された気になり、いわゆるメインストリームに乗ってる人達からつまはじきにされてる気がします。
それまで入り浸ってたコミュニティに行けばまた勝手に苦しくなります。
コミュニティに行かなければ取り残された気になります。
これもコミュニティにしがみつくよりスパっと切った方がメリットがあります。
コミュニティなんて他にも沢山ありますし、何なら自分で作ればいいのです。
僕もニコニコ動画でバイク動画を上げていて、良くも悪くもコミュニティではそれなりに知ってる人も居たように思います。
毎年行われる大規模イベントや、同車種のコミュニティにも参加していましたが、嫌な思いや嫌な人に会う確率が上がってきたのでスパっと切りました(参加しないようにした)。
他に目を向ければ、もっと広い世界が広がっていました。
5.嫌われる事を怖がらなかった
学生時代から人から嫌われるのが本当に嫌でした。
だから誰に対しても良い顔をしてたし、そんなんだからつけ込んで来る奴も結構居ました。
人から嫌われるのが一番嫌な事だったし、人からどう思われているのか常に気になっていました。
どんなにいい事をしてても嫌われる所からは嫌われるし、ありのままの自分でいても好いてくれる人は好いてくれます。
嫌われる方面に取り繕うのは本当に時間の無駄です。
あとがき
最近自分でも「改善してきてるな」って実感しているので、この約3年を思い起こしてこの記事を書きました。
みるみる良くなってきたのが今の職場で働き始めたここ3ヶ月間ですが、この本に書いてある事は本来当たり前の事なんでしょうけど、ストレスで正常な判断が出来なくなってる時に僕が陥った状態と同じ事が書いてあり、理論的に分析もしていました。
元の漫画がTwitterで回って来た時も凄く共感しましたので、書籍化した時は予約して買いましたね。
これを読んで(あぁ、自分の事を許して良いんだな)って思えるようになりましたよ。
今までは奥さんに養って貰ってましたが、自分でも働くようになって罪悪感が減った事もありますし、職場でも通常の業務とは別にPC関係のレクチャーもしています。(これが通常業務よりも重宝されている)
仕事も上手く行って、それに連動して趣味も楽しめてってのは本当は凄く幸せな事なんだなーってつくづく感じます。
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