みなさんこんにちは。やんじです。
今日は最後の禁煙外来の受診をしてきました。
呼気中の一酸化炭素濃度を測って、ずっとタバコは止められてますねという診断でした。
タバコは吸いたくなるのか
なります。
禁煙外来に行って薬を飲めばタバコが吸いたくなくなるのかと思ってましたが、これは大きな間違いです。
禁煙の薬はあくまでニコチンを薬で摂取し、タバコの味や匂いを変える物なので脳は美味いタバコの味を覚えているのです。
禁煙最初の週は薬を飲みながらタバコを吸って、脳に「タバコは不味い物」と覚えさせるのです。
薬を飲みながらタバコを吸うと「ぉえ」って感じになります。
車酔いに似たムカムカさというか気分の悪さです。
2週目から完全禁煙開始なのですが、3ヶ月ともなるとその気持ち悪さも忘れ、20数年吸い続けていた美味いタバコの味だけが記憶に残ります。
タバコを止めて何が変わったか
お金が減らなくなります。
僕はお酒やギャンブルはやらないので、仕事をしないで家に居れば殆どお金を使う事が無いのです。
一番の実感はお金が減らないなって思った事です。
タンが出なくなりました。
会社のおじさん達もそうでしたが、タバコを吸う人は「えん!えん!」とか「ごららら!」とタンを出している音がデスクから聞こえます。
思い起すと僕もゲホゲホ言っていました。それが全くタンが出なくなったのです。
食べ物は美味しいまま。
嗅覚も変わらず。
タバコを吸っている時から食べ物は美味しかったですし、匂いにも人一倍敏感でした。
これはタバコを止めても変わらなかったです。
トータルでいくら掛かったか
途中で薬を1日1回に減らしたりしましたが、結局18,000円ほど掛かりました。
これはタバコを吸っていれば1ヶ月とちょっとで達してしまう値段です。
よく言われる2万~3万というのは、3ヶ月でも止めれない人は延長して薬を飲む事もあるそうなので、そのぶん薬代がかかるという事みたいです。
僕はしっかり止められましたので、この値段で収まりました。
驚きの再犯率
最終診察完了後の喫煙復活率ですが51.9%だそうです。
驚きの再犯率です。
結局自分だけ止めても職場の飲み会で皆吸うとか友達が全員吸うとか、環境による要因も凄くあるそうです。
僕が医師に最初に聴かれたのが「職場はタバコ吸えるか、家族で喫煙者が居るか」でした。
幸い近しい家族に喫煙者は居ませんので、僕はこのまま止めれそうです。
禁煙治療は薬物治療と同じ
上でも書きましたがタバコは吸いたいです。
これは「マックが食べたいな」「ステーキが食べたいな」「焼肉が食べたいな」という感情と同じです。
3ヶ月で完全にニコチンは抜けましたので、今残っているのは「美味いタバコの味の記憶」なのです。
以前はニコチン中毒だったので、ニコチンが切れた時の禁断症状が苦しかったです。
具体的には「集中力の欠如」「爽快感への欲求」「気分転換」などです。
これは覚せい剤と同じ感覚なのかなと思います。
覚醒剤は一度使用すると脳が第4の快楽を覚えてしまうんだそうです。
薬物治療で薬は抜いたとしても、脳は4番目のとても気持ちのいい快楽を忘れられないのです。
覚せい剤の再犯率も50%近辺なので、一生我慢しなければいけないのは薬物と同じなんだなって思いました。
禁煙しましょう
タバコを止めて分かりましたが、タバコの煙ってとても不快です。
国で認められた権利ではありますが、1人の権利を行使する代わりに大気中に撒き散らされる不快な煙の匂いは数十人に影響します。
コーヒーを淹れるようないい匂いではありません。タバコの煙は臭いです。
この時期窓を開けて生活する事が多くなりますが、ベランダからタバコの匂いが部屋に入ってくるととても不快な思いをします。
ベランダに出て隣を見てもタバコは吸ってません。
タバコは2戸先3戸先からでも風に乗って部屋まで入ってきます。
僕もタバコを吸っている時に「普通の人より税金払ってんだ」って思ってましたが、タバコの匂いは臭いです。公共の場所で吸うのは止めてくれって思います。
相手の側に行かないと分からない事ですよね。
40代でタバコを止められて良かったと思います。
医師にもこの年で止められれば健康に大きく影響できると言われました。
年取ってからでは色々遅いみたいですよ。
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